デイコ
この植物の解説

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科名
マメ科
学名
Erythrina
用途など
庭植え 鉢植え
開花期
主に夏
大きさ
高さ4m~15m
耐寒性
ややよわい
難易度
★★★☆☆(ふつう)

育て方

栽培カレンダー

栽培カレンダー

主な作業の適期

植え付け 4月~5月
剪定 3月
肥料 3月

日常の手入れ

剪定

枝の切り戻しが大切な作業です。花は春に芽吹き、その年に伸びた新しい枝につきます。切り戻しは、春が適期です。鉢植えにしていて室内で育てる場合は今年伸びた枝をばっさりと切り落とします。地植えにしているものも今年伸びた枝を根元から切り落としますがそれ以外に小枝もキレイに切り落とし、枝をすっかりなくした状態にします。このようにばっさりと枝を短く切り戻す作業のことを「強剪定(きょうせんてい)」と言います。

アメリカデイゴは落葉後の剪定とは別に一度花が咲き終わったら、その枝を3~4枚葉を残して切り戻すとワキから新しい枝が伸びてきて再び花を咲かせます。これを繰り返すと1シーズンで2~4回花を楽しむことができます。

こうすることで春になるとワキから元気な枝が伸びてきて花がたくさんつきやすくなります。

防寒

温暖地(南九州、沖縄など)以外で地植えにする場合はアメリカデイゴやサンゴシトウなどある程度の耐寒性のあるものを選ぶようにし、冬は切り戻しをしたあと幹にワラをまいて防寒しましょう。

日当たり・置き場所

強い日射しが長時間当たる場所が栽培に理想的な場所で日陰では育ちにくい。日陰で育てると軟弱な株になる上に花も付きにくいので庭植えにする場合の植え場所は十分に吟味しましょう。高温下で元気に育ちますので生育が本格的に旺盛になるのは5月下旬以降です。

デイゴは特に寒さに弱く、奄美大島より北での露地植えはむずかしいです。アメリカデイゴやサンゴシトウは関東以西なら露地植えでも育ちます。

水やりと肥料

露地植えは真夏に極端に乾かなければ特に与える必要はないでしょう。鉢植えは土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。冬は落葉して生長もほとんど止まるので乾かし気味に管理します。

肥料を与える時期は1年に1回3月頃が適期で芽吹きにあわせて与えるとよいでしょう。種類は油かすと骨粉を半々に混ぜたものを株元に与えます。肥料はたくさん与えると葉ばっかり茂って花がつきにくくなるので与えすぎは禁物です。

適した土

水はけの良い場所が適しています。鉢植えにする場合も水はけの良いものを選び、鉢底には大粒の軽石などごろごろした土を入れましょう。

植え替え・植え付け

4月~5月が植えつけの適期です。十分に気温が上がってから植え付けた方が生長も早く根づきやすいです。鉢植えにする場合は大きくなるので10号鉢(直径30cm)くらいの鉢が必要です。

ふやし方

さし木、とり木、根ふせでふやすことができます。

かかりやすい病害虫

とくにありません。