タマイブキ
科名
ヒノキ科
学名
Juniperus chinensis 'Globosa'
別名
タマビャクシン イブキダマ
原産地
園芸品種
大きさ
50cm~1m
主な開花期
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耐寒性
fyつう
難易度
★★☆☆☆(そだてやすい)

こんな植物です

タマイブキはイブキ(ビャクシン)の園芸品種で日本全国に広く植栽されているヒノキ科の針葉樹です。タマイブキは「玉状に茂るイブキ」という意味で手入れすると細かい枝をたくさん出して名前の通り玉状に仕立てることができます。樹高もイブキが10mを超す高木になるのに対してタマイブキは1mほどで収まる低木で場所もとらずきれいに刈り込まれた姿はかわいらしいです。

用途

建物沿いや公園の通路沿いの仕切りや玄関や庭のアクセント、土留めの石組みの上に低い生垣として列植するなど用途は広いです。また、大気汚染や潮風にも強くあまり場所を選ばないのも強みです。ただし、丸く玉状に仕立てるのが基本で、その形ではあまりに整いすぎていて庭石や灯篭、高木の根元に植える「根締め」としては不自然になり用途としては不向きです。

種類

コンパクトで場所をとらず洋の東西を問わずマッチしますが、変種のオウゴンタマイブキは葉が黄色で全体的に明るく特に洋風の庭や建物との組み合わせが特に合います。

育て方

栽培カレンダー

栽培カレンダー

主な作業の適期

植え付け 3月~4月上 / 9月下~10月
剪定 6月中~8月上 / 11月中~下
肥料 春~秋の生育期

日常の手入れ

剪定のコツ

剪定について

放任でも自然に玉状の樹形になる思われがちですが、手を入れないと勢いの強い枝ばかりのびてほうき状の樹形になります。小さい頃から芽を摘み、刈り込んでタマイブキらしい玉状の形を作っていきます。 剪定の目的はきれいな玉状の樹形に仕立てそれをキープすることで、年2回を目安に行います。ちゃんと手を入れるとキレイに仕立てやすい木です。

1回目の剪定

6月中旬~8月上旬が作業の適期です。この頃になると春から伸びてきた若い枝が樹形から長くはみ出してきます。基本の樹形の輪郭に沿ってはみ出ている枝を刈り込みばさみで刈って行くのが基本ですが、その後も枝が伸びてくるので輪郭よりやや深めの場所で枝を切るようにした方がよいでしょう。

2回目の剪定

2回目の剪定は11月中~下旬です。やり方は1回目の剪定と同様ですが今回は輪郭をなぞるように刈り込み深く切りすぎないように気をつけます。

その他

特に長く伸びた勢いのある枝は輪郭より深めの場所で枝を切るようにするとその後の樹形が乱れにくいです。また、刃物を使うと切り口が赤くなりやや美観を損ねることがあるので、ちょっと樹形を整える程度なら、刃物を使わず芽先を摘むように手で葉を摘んでも良いです。

しっかりと樹形を作る

小さな苗-特にさし木で作った苗-の内は樹形を玉状につくっていくことが一番のポイントとなります。芽先を摘んでワキから小枝を出させるようにして細かく枝分かれさせて樹形を造っていきます。アウトラインができた後は上記のように剪定を行い玉の大きさを徐々に大きく整えていきます。

日当たり・置き場所

日当たりと水はけの良い場所が適していますが、よほどの日陰や湿地でない限り問題なく育ちます。

水やり・肥料

2月頃、株の周りにぐるりと浅い溝を掘り、鶏ふんを施します。

かかりやすい病害虫

さび病やハダニによる被害が見られます。いずれも主に梅雨明け頃に発生するので、事前に薬剤を散布して予防します。

植え付けと用土

やや砂質で水はけが良く、腐植質に富んだ肥えた土を好みます。植え付けの適期は3月~4月上旬、もしくは9月下旬~10月の年2回です。植える場所にはあらかじめ肥料として堆肥などを混ぜ込んでおきます。石灰質の土壌を好み、ときどき石灰を施すと元気に生長します。

ふやし方

さし木でふやすことができます。4月に行う「春ざし」と7月~8月に行う「夏ざし」があります。

春ざしは前年伸びた枝を、夏ざしは今年伸びた枝を用いて行います。枝を15cmほどの長さに切りとって鹿沼土や赤玉土に挿し乾かさないように直射日光を避けた半日陰で管理します。 根付いたものは翌年から芽摘みを行い樹形を造っていきます。

その他の画像

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