黄金色に咲き誇る花木
サンシュユ
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科名:ミズキ科学名:Cornus officinalis別名:ハルコガネバナ アキサンゴ原産地:朝鮮半島樹高:5m~6m主な開花期:3月-4月上旬栽培難易度:
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サンシュユとは
朝鮮半島原産の落葉樹で、大きくなると高さ6mほどに達します。元々は、薬用植物として江戸自体中期に朝鮮から果実が持ち込まれたのが、はじめとされます。現在では春を告げる花木のひとつとして切り花や庭木、公園樹として親しまれています。盆栽のほか、品種によっては小鉢に仕立てられることもあります。
主な開花期は3月から4月上旬で、葉が芽吹く前に5mmほどの黄色い小花を枝いっぱいに咲かせ、満開の花が黄金色に輝くように咲く姿から「ハルコガネバナ」の別名があります。葉で全く遮られない分、遠目でも鮮やかな色がわかります。
葉はタマゴ型で表面に光沢があります。葉裏は全体に伏毛が生え、葉脈の間には褐色の毛が付きます。枝には左右同じ位置に付く対生です。
サンシュユの名前は中国名の「山茱萸」を音読みしたものです。茱萸はグミのことを指し、その通り形・色・大きさなどグミに似た楕円形で光沢のある果実を付けます。果実は10月頃真っ赤に熟してその様子から、アキサンゴとも呼ばれます。この果実は食用になり、家庭果樹用に改良された「ショコラ」、特に実なりのよいものを選抜した「金時」などがあります。その他に葉に白い斑のはいるフイリサンシュユがあります。
種小名のオフィシナリスは「薬用になる」と言う意味です。タネを取り除いて乾燥させた果実は薬の原料となり、八味地黄丸などに用いられます。
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