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サンシュユサンシュユの育て方
■サンシュユ ミズキ科 常緑性中高木 原産 朝鮮半島
サンシュユ
春に小花を枝いっぱいに咲かせ、秋には真っ赤な果実を付けます。日当たりと水はけが良ければ特に場所を選ばずに育ちます。枝が横に張るので放任していると場所をとります

栽培データ一覧
栽培難易度
普通
特長
 春の黄色い小花、秋の真っ赤な果実
耐暑性
普通
耐寒性
普通
生育適温
使用用途
△鉢植え ○地植え 
栽培カレンダー
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
花の咲く時期
 
植え付け
 
肥料


病気 うどんこ病 害虫 とくになし
 適地で育てていると病害虫はあまり見られませが、日当たりや風通しの悪い場所ではウドンコ病が発生することがあります。ウドンコ病はカビの一種で茎が白い粉を吹いたようになり、植物から栄養を吸収したり光合成を邪魔します。発見次第薬剤を散布して防除しましょう。

●花芽は短い枝の先端に付く
●強剪定は避ける
●たっぷりと日に当てて育てます

  朝鮮半島原産の落葉性樹木で大きくなると高さ6mほどに達します。春、葉が芽吹く前に5mmほどの黄色い小花を枝いっぱいに咲かせ、満開の花が黄金色に輝くように咲く姿から「ハルコガネ」の別名があります。サンシュユの名前は中国名の「山茱萸」を音読みしたものです。茱萸はグミのことを指し、その通り形・色・大きさなどグミに似た楕円形で光沢のある果実を付けます。
果実は10月頃真っ赤に熟してそのようすから、アキサンゴとも呼ばれます。この果実は食用にでき、家庭果樹用に改良された「ショコラ」という品種があります。その他に葉に白い斑のはいるフイリサンシュユ、姿形は普通のサンシュユと変わりませんが実付きの非常によいものを選抜した「金時」などがあります。
ショコラ
小指の先大の果実をたくさん付ける品種。苗の内から花付きはよいが、果実は株がある程度の大きさにならないとできない。
 元々は薬用植物として江戸自体中期に朝鮮からタネが持ち込まれましたが、現在では春を告げる花木のひとつとして切り花や庭木、公園樹として親しまれています。

 サンシュユの花芽は短い枝の先端に付き、長く伸びすぎた徒長枝には付きません。 この長く伸びすぎた枝を短く切り戻して整えるのが基本の剪定(樹勢や樹形を整えるために枝を切ること)です。長い枝を切り、短く太い枝を増やすことで花付きもよくなります。枝分かれしている付け根から短い枝ごとばっさりと切り詰めてしまうと花芽ごと枝を切り落とすことになり、花付きが悪くなりますので気を付けましょう。株元から勢いよく伸びる枝はほおっておくと横に張って場所をとりますので早めに切り落とします。作業は落葉期なら随時可能です。
 また、花後に新芽が伸び始めたら日光をさえぎるように込み合っている部分の枝や細くて弱い枝、枯れ枝などをもとから切り戻しましょう。そうすることで株の内側の枝まで充分日光が当たるようになり生育、花付きがよくなります。この作業のことを「枝すかし」「すかし剪定」といいます。7〜8月には翌年の春の花芽が枝の内部で形成されますのでそれまで作業を終わらせましょう。
 年を経て古くなった株は全体の樹形を一回り小さくするような感じで数年に1回、花付きの悪くなった古枝をもとから切り新しい枝を出させて株の若返りをはかります。また、枝を切る際はできるだけ外芽(木の外側に向かって伸びる芽)の上で切るようにしましょう。そうすることで、枝が外側に広がってその後の樹形が整います。開花後〜新芽が出る直前が適期です。
 枝が真横に近い方向に伸びる性質があり、放っておくと枝が張った大株状になり場所をとります。早めに幹を1本ないし2〜3本に整理してそれを樹形のメインとして育てていきます。
花芽の付き方

長く伸びた枝(徒長枝)には花芽は付かない
横に枝が張る
サンシュユ
大きく横に枝を張ったサンシュユ。真横に近い方向に伸びる
拡大

 日当たりのよい場所ほど花付きもよく花色も鮮やかになりますが、半日ほど日が当たれば充分育てられます。耐寒性は強い方なので東北より南の地区であれば屋外での植裁可能です。

 地植えにしたものは一度根づいてしまえば特に水ををやる必要はありません。 鉢植えのものは生育期、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えましょう。ただし、花芽が枝の内部で形成される7月頃と落葉期はやや乾かし気味に管理します。
 肥料は年3回が基本です。1月頃に寒肥として骨粉と油かすを混ぜた有機肥料を、花後と9月頃にゆっくりと効く化成肥料を施します。また、窒素分の多い肥料を与えると花付きが悪くなるので気を付けましょう。
寒肥
春に根が活動をはじめたとき、すぐ肥料を吸収できるように冬の間に施しておく肥料のこと。強すぎずにゆっくりと効く有機質肥料などを施すのが一般的。

 水はけの良い土であれば特に土質は選ばず、普通の庭土なら問題なく育ちます。

 植え付けは落葉後から開花中まで可能です。粘土質など水はけの悪い土地の場合、水はけの良い新しい土と入れ替えて木を植え付ける場所を山高にしてできるだけ排水性をよくしましょう。植え付けた後は支柱を立ててぐらつかないように固定します。
 地植えの大株を他に移植する場合あらかじめ秋に根回しをしておき、翌年の2月頃に行う。

 タネまきと接ぎ木でふやすことができます。
 タネまきは秋に熟した果実を採り、タネを取りだしてまわりの果肉を取り除いてよく水洗いした後すぐにまきます。すぐにまけない場合は湿らせた砂にタネを埋めて乾かさないように保存し、春にまきます。発芽までは時間がかかり、その後苗が生長して花が咲くまでさらに年数がかかります。
 接ぎ木はタネから2〜3年育てた苗を台木として切り接ぎします。《接ぎ木の仕方参照


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