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スカビオサ(マツムシソウ)スカビオサ(マツムシソウ)の育て方
■スカビオサ マツムシソウ科 1・2年草/多年草 原産 ヨーロッパ アジア アフリカ
マツムシソウ
スカビオサは1・2年草のものと多年草のものがあります。また、大きく分けて外国産の洋種と山野草としての趣の強い日本原産のマツムシソウがあります。

栽培データ一覧
栽培難易度
普通
特長
 やや暑さに弱い
耐暑性
やや弱い
耐寒性
強い
生育適温
15℃〜20℃
使用用途
○鉢植え ○地植え
栽培カレンダー
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
花の咲く時期
 
タネまき
 
肥料


病気 立ち枯れ病 害虫 
 灰色カビ病は春〜梅雨、秋〜初冬に発生しやすい病気で多湿が一番の原因です。風通しのよい場所で株が蒸れないように管理して発生を予防します。この病気にかかると葉や茎、花にシミのような斑点ができそれが次第に広がっていき腐り、灰色のカビが生えます。病気にかかって部分はすぐに取り除きます。株全体に広がってしまったら残念ですが処分します。

●1・2年草のものと多年草のものがあります
●冷涼な環境を好みます
●乾燥に強く過湿に弱い

 ヨーロッパを中心としてアジア、アフリカまで約80種類が分布します。毎年花を咲かせる多年草のものと一度花を咲かせて実を結ぶと枯れてしまう1・2年草のものがあります。
 園芸でよく栽培されるのは1年草のセイヨウマツムシソウ(スカビオサ・アトルプルプレア)や多年草のコーカサスマツムシソウ(スカビオサ・カウカシカ)などで鉢植えや切り花として出回っています。また、バラエティーに富んだ園芸品種もあります。一般にスカビオサというと外国産の洋種を挿すことが多いです。
 日本にもマツムシソウ(スカビオサ・ジャポニカ)1種が分布します。マツムシソウは日本各地の草地に自生し秋の高原を彩る山野草として親しまれています。タカネマツムシソウ、ソナレマツムシソウなどの変種が存在します。洋種のスカビオサとは分けて扱うこともあります。
 スカビオサはラテン語で「疥癬(かいせん)」という意味で、この植物が皮膚病の薬として用いられたことに由来します。
よく栽培されているスカビオサの主な種
◆セイヨウマツムシソウ
ヨーロッパ西部を原産とします。本来は毎年花を咲かせる多年草のようですが、園芸上は1・2年草として扱うことが多いです。野生の種は暗い紫色の花を咲かせます。園芸品種も数多くあり花色は青、ピンク、白、濃い紅色などバラエティーに富んでいます。
◆コーカサスマツムシソウ
名前の示すとおりコーカサス地方を原産とする種で、毎年花を咲かせる多年草です。野生種は青紫色の花を咲かせますが数多くの園芸品種があり、クリーム色の花を咲かせるものもあります。
◆マツムシソウ
唯一日本に自生するスカビオサの仲間です。秋の高原を彩る花として親しまれています。高山性の「タカネマツムシソウ」や草丈の低い「ソナレマツムシソウ」などの変種があります。


 草丈が高くなる品種はほおっておくと花の咲く頃には倒れてしまうことがあります。茎が長く伸びてきたら支柱を立てたり、軽くひもなどで茎を束ねておきましょう。
 咲き終わった花は早めに摘み取って株をきれいな状態にしておきましょう。そうすることで次々と新しい花を咲かせます。また、花がひととおり咲き終わったら茎を半分くらいに切り詰めると脇から芽が出てきて再び花を付けることもあります。

 一年を通して日当たりと風通しのよい場所で育てます。冷涼な気候を好み高温多湿が苦手で、多湿になり蒸れると下葉が枯れてしまうことがあります。夏の間はできるだけ涼しい場所に置いて育てます。地植えにしているものは梅雨時期から夏にかけて株元を敷きワラや腐葉土で覆って(この作業を「マルチング」といいます。)地温の上昇を抑えましょう。マルチングには雨による泥はねを防ぐ効果もあります。
 耐寒性は強いので屋外で特に何もせずに越冬可能です。ただし、寒冷地など寒さの厳しい地方では株元を敷きワラや腐葉土で覆って防寒したほうがよいでしょう。

 乾燥に強く、過湿に弱い性質があります。ただし、生育期は極端に乾燥させてしまうと花が咲かなくなりますので気を付けましょう。土の表面を触ってみて、乾いているようならたっぷりと水を与えます。真夏は蒸れやすいので気温の高い日中を避けて朝か夕方に水やりを行います。
 肥料は生育期に1000〜2000倍に薄めた液体肥料をときどき与えます。真夏や冬の休眠期は根が生育しないので、肥料を必要ありません。かえって根を傷めてしまう可能性もありますので気を付けましょう。

 水はけの良い土が適しています。赤玉土4:軽石砂4:腐葉土2の割合で混ぜた土を使います。洋種はややアルカリ性を好み、酸性土をいやがりますので土に苦土石灰を混ぜ込んでおきます。

 1・2年草タイプのものは花後に実を付けて枯れてしまいますので植え替える必要はありません。多年草のもので鉢植えのものは鉢の中が根でいっぱいになってきたら一回り大きな鉢に植え替えます。地植えのものも3〜4年に1回株分けを兼ねて植え替えを行うと花付きがよくなります。適期は3〜4月です。

 1・2年草のものはタネまきで、多年草のものは株分けやさし芽でふやすことができます。
 タネまきの適期は9月、バーミキュライトなど、清潔で肥料の入っていない用土をつかいます。ポットに数粒まいて間引きながら苗を作っていくのが手軽で管理しやすいです。タネをまいて薄く土をかぶせた後、発芽まで乾かさないように管理します。発芽したら元気なものを一本残してほかを間引き、薄めの液体肥料を1週間に1回与えます。冬は肥料を与えません。春に暖かくなったら鉢や庭に植え付けます。
 株分けは春先に行います。さし芽は茎の先端を7〜8cmの長さに切り取り、川砂やバーミキュライトに挿します。さし芽の適期は春ですが、秋に株元から伸びてくる新芽を使って挿してもよいでしょう。


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