ヒマワリを小さくしたような花

サンビタリア

キク科 「さ」からはじまる植物

サンビタリア
この植物の育て方
科名
キク科
学名
Sanvitalia procumbens
別名
ジャノメギク
メキシカン・クリーピング・ジニア
原産地
グアテマラ メキシコ
大きさ
高さ20cm~30cm
開花期
6月~11月
難易度
★★☆☆☆(そだてやすい)

こんな植物です

〔〕内は学名、S.はSanvitaliaの略

北米南部~中南米を中心に約7種が知られます。

園芸では、グアテマラからメキシコに分布する、プロクンベンス種〔S. procumbens〕がよく栽培されています。プロクンベンスは「ほふくする」の意です。

春にタネをまいて、夏から秋に花を楽しんでその後枯れる、春まき一年草として扱います。日本には明治時代に入ってきました。

茎は立ち上がらずに這うように広がっていき、細かく枝分かれして茂ります。茎や葉には短い毛が生えており、触るとざらざらした感触です。

花は黄色やオレンジで中心部分が黒褐色になります。その姿からジャノメギクの別名があります。花の大きさは径2cmほどで、ひまわりをそのまま小さくしたような姿です。

名前の由来

属名でもあるサンビタリアは人名由来ですが、由来となった人物には諸説あります。表記揺れで、サンヴィターリアと記載することもあります。

這うように広がり、ジニア(ヒャクニチソウ)に似ているので「メキシカン・クリーピング・ジニア」の英名があります。花姿からジャノメギクの和名があります。


園芸品種・その他の種

在来種は草姿が乱れやすく花付きがややまばらですが、園芸品種は草姿のまとまりがよく花もたくさん咲くのが特徴です。代表的な園芸品種に半八重咲きの’スプライト’や花の中心部分が緑色になる’アイリッシュ・アイ’、花付きの良い'アズテック・ゴールド'などが知られています。這う性質を活かして、ハンギングにも適しています。

最近は生育旺盛で、丈夫なスペキオサ種〔S. speciosa〕の園芸品種も広く出回ります。代表的な品種に'ミリオン・サン'などがあります。スペキオサは「人目をひく」という意味です。

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