愛らしい梅花のような姿
洋種クモマグサ
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科名:ユキノシタ科学名:Saxifraga cv.別名:西洋クモマグサ原産地:ヨーロッパ原産のものを改良した園芸品種草丈:5cm-10cm開花期:3月-5月難易度 |
洋種クモマグサとは
クモマグサは日本に自生する高山植物のひとつです。しかし、園芸店やお花屋さんなどでクモマグサの名前で出回っているものはヨーロッパ原産の野生種からつくられた園芸品種(以下、洋種クモマグサで統一)で日本のクモマグサとは別種です。クモマグサの仲間ではありますが、厳密に言うとクモマグサそのものではありません。ここでは一般に鉢花で出回っている洋種クモマグサのほうを紹介します。
草丈は上には伸びず、茎がはうように伸びて細かく枝分かれしてこんもりと茂った草姿になります。春に花茎を伸ばして5枚の花びらを持った梅のような形の可愛らしい花を株いっぱいに咲かせます。花色は、白、ピンク、赤などがあります。
用途・由来
属名のサクシフラガはギリシア語のサクム(sakum:岩)とフランゴ(frango:割る)からなり、胆石をとる(もしくは、尿道結石を溶かす)薬効があると考えられていたことにちなみます。また、岩上などに自生するものが多く、岩を割って生えている様に見えるところに由来する、と言う説もあります。
クモマグサは「雲間草」と書き、雲に届きそうな高山に自生することにちなみます。
栽培カレンダー
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
開花期 |
植え替え |
肥料 |
日当たり・置き場所
日当たりのよい場所を好みます。日照不足になると茎が間延びします。寒さには強いので特に防寒対策は必要ありませんが、早春に購入した花付きの鉢植えは寒風に当たると茎葉が傷むことがあるので、いきなり屋外に出すことは避け、日当たりのよい室内の窓際などで育てた方が無難です。暖かくなったらベランダなどに移動させるとよいでしょう。暑さに弱いので真夏は直射日光の当たらない明るい日陰で管理します。また、多湿にも弱いので梅雨時期など長雨の時期は雨の当たらない場所に置きましょう。
水やり・肥料
過湿を嫌うので水は土の表面が乾いてから与えます。冬はやや乾かし気味でもかまいません。
春の3〜4月、秋の9〜11月に液体肥料を1週間に1回程度与えます。
かかりやすい病気・害虫
特にありません。
植え付け・用土
草花と言うよりも山野草として扱った方がよいです。用土は水はけの良い山野草の培養土や桐生砂を主体としたものが適しています。
ふやし方
さし芽・株分けでふやすことができます。
夏に親株が枯れたときの保険と考えて用意しておくのもよいかもしれません。
手入れ
暑さ対策
暑さに弱く、花後そのままほおっていたら枯れてしまうことが多い植物で、何らかの暑さ対策が必要です。以下を参考にしてください。
増し土をする
気温が上昇して暑くなると、株が蒸れて下の方の葉が溶けたように枯れてくることがあります。そのままでは見苦しいので枯れた葉っぱはきれいに取り除いて、茎の部分を埋めるように土を盛ります(現在ある葉っぱがぎりぎり地際になるくらいまで土を盛ります)。土の中に埋められた茎からは新しい根が出てきます。これを「増し土をする」といいます。
株を小さくする
こんもり茂った株姿で高温多湿時期にはどうしても風通しが悪くなり蒸れます。上記のように株をいじらずに増し土をするだけでは夏越しが難しいこともあります。花後の5〜6月に株を分けるか挿し芽をして、株をできるだけ小さくして夏越しさせる方法もあります。株を小さくすると茎葉が混み合うことが少なく風通しがよくなり高温多湿による蒸れなどをおさえることができると言うことです。
ポイント
・暑さが苦手、何らかの対策が必要
・水はけのよい用土を用いる
・肥料は春と秋に与える
ユキノシタ科サクシフラガ属
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