愛らしい梅花のような姿

洋種クモマグサとは

ユキノシタ科 「く」からはじまる植物 山野草

洋種クモマグサ
この植物の育て方
科名
ユキノシタ科
学名
Saxifraga cv.
別名
セイヨウクモマグサ
原産地
ヨーロッパ原産のものを改良した園芸品種
大きさ
高さ5cm~10cm
開花期
3月~5月
難易度
★★★★☆(ややむずかしい)

こんな植物です

クモマグサは日本に自生する高山植物のひとつです。漢字では「雲間草」の字を当て、雲に届きそうな高山に自生することにちなみます。

園芸店やお花屋さんなどで広く出回っているものは、ヨーロッパ原産の野生種からつくられた園芸品種(以下、洋種クモマグサで統一)が多いです。これらはクモマグサの仲間ではありますが、クモマグサそのものではありません。ここでは鉢花で一般的に親しまれている、洋種クモマグサを紹介します。

草丈は上には伸びず、茎がはうように伸びて細かく枝分かれしてこんもりと茂った草姿になります。春に花茎を伸ばして5枚の花びらを持った梅のような形の可愛らしい花を株いっぱいに咲かせます。花色は、白、ピンク、赤などがあります。

名前の由来など

属名のサクシフラガはギリシア語のサクム(sakum:岩)とフランゴ(frango:割る)からなり、胆石をとる(もしくは、尿道結石を溶かす)薬効があると考えられていたことにちなみます。また、岩上などに自生するものが多く、岩を割って生えている様に見えるところに由来する、と言う説もあります。

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