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カ行カーネーションカーネーションの育て方
■カーネーション  科名 ナデシコ科 原産 地中海沿岸
カーネーション
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切り花としての需要、流通の非常に多い花ですが、花壇で育てられる性質の丈夫なガーデンカーネーションや草丈が低く、ボリュームがあり贈答用鉢植えに向くポットカーネーションなど園芸に向く品種も多く、人気が高いです

栽培データ一覧
夏の対策 使用用途
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花の咲く時期            
植え替えの時期                        
肥料の時期            
できるだけ涼しく ◎鉢植え
△地植え
冬の対策
室内に取り込む
生育適温
15〜25℃


病気 灰色カビ病 害虫 アブラムシ
 咲き終わった花をそのままにしておくと灰色カビ病が発生することがあります。この病気は特に梅雨時期などの湿度の高い時期に発生しやすく、ほおっておいて繁殖させてしまうと元気な茎葉にも移り株全体を枯らしてしまいますので花がらは早めに摘むようにしましょう。
 また、春先にアブラムシが発生しますので、見つけ次第早めに駆除します。

母の日の定番
●咲き終わった花は早めに摘み取る
●夏は涼しく、冬は暖かく
栄養系と実生系があります
ポイント|栄養系と実生系
 栄養系(えいようけい)とは主にさし木・さし芽株分けなど、植物の体の一部から増える植物のことで、実生系(みしょうけい)とは主にタネから増える植物のことです。育てる上でさほど大きな違いはありませんがふやしたい場合に方法が異なります

 母の日の花として名実ともに有名で、日本の切り花業界ではバラ、キクに次ぐ生産量を誇ります。ワンシーズン(主に初夏)のみ花を咲かせる品種と、条件が合えば周年開花する四季咲き性の物があります。日本には江戸時代初期にオランダから導入されました。
 カーネーションの歴史は古く、古代ギリシア時代にはすでに栽培されていました。その頃の種は現在のような八重咲きではなく一重咲きで花も小さかったそうです。
 16世紀頃にイギリスで改良が進み白や赤などの品種が、続いて17世紀には様々な色の物、八重咲きの品種や大輪の品種も作られました。現在の品種の大元となったのは19世紀にフランスの園芸家によって作出された四季咲き性のカーネーションです。20世紀になると品種改良の本流はアメリカになり「シム系」と呼ばれる品種群をはじめとして、様々なものが作られました。
 現在はヨーロッパで品種改良が盛んに行われており、地中海系品種と呼ばれる一茎に数輪の花を咲かせるスプレータイプのものに人気があり、現在の切り花用の主流になっています。
 鉢植えとしては草丈がさほど高くならないポットカーネーションに人気があります。また、最近では花壇に植えることができる性質の丈夫なガーデンカーネーションなどの品種もあります。

 咲き終わった花をそのままにしておくと灰色カビ病が発生することがあります(上記の「かかりやすい病害虫」を参照に)ので、花がらはこまめに摘み取りましょう。また、一通り花が咲き終わったら茎を半分くらいに刈り込み、混み合った部分の枝は根元から切り落として風通しをよくしましょう
 また、苗を育てている場合は茎が長く立ってきたら、株元から5〜6節の場所で先端の芽を摘みます。そうすることでわきから芽が出てきて枝数が多くなり、結果として花付きが良くなります。茎が長く伸びる品種の場合早めに支柱を立てましょう。花の重みで茎が曲がることがあります

 日当たりの良い場所を好みますので、できるだけ良く日に当てて育てます。満開の鉢植えをもらったので有れば室内の明るい場所で充分ですが、まだつぼみがたくさんある場合は充分日に当てないとつぼみが充分開かないまま花が終わってしまいます。苗から育てる場合も、良く日に当てることによりつぼみもたくさんできて花も長く楽しめます。
 日照不足になると花付きが悪くなるだけでなく葉も黄色くなりよく育ちません。ただ、高温多湿に弱いので夏は直射日光を避けて半日陰で風通しのよい場所に置き、できるだけ涼しい環境下で育てます。例えば、屋外の木陰などにおいてもよいでしょう。しかし、花は水に弱いので開花中の株は雨に当てないように風通しのよいベランダなどで育てた方が無難です。ちなみに気温が25℃を超すと花付きが悪くなります
ポイント|ウィークポイントは夏の暑さ
 カーネーションは高温多湿に弱く30℃を超すと花付きだけでなく生育も全体的に悪くなります。耐暑性のある品種もありますが、基本的な暑さに弱いという性質は変わりませんので、できるだけ涼しく過ごさせる必要があり、夏の適切な管理は育てる上での重量なポイントとなります
 寒さに多少弱いですので、冬は室内に取り込むかひだまりのできるベランダなど、暖かい場所におきます。また、四季咲き性の物は10℃以上の気温があれば冬でも開花することがあります。

 水を与えすぎると根腐れしやすいので、土の表面が乾いてからたっぷりと水を与えるようにしましょう。真夏と真冬は生育が弱まりあまり水を必要としませんので、水やりを控えめにしてやや乾かし気味に管理します。
 つぼみや花は水に弱く、ぬれた箇所からカビが発生することがありますので、開花中の株は花やつぼみに直接水がかからないように株元からそっと水やりをします。
 生育期間中に1ヶ月に1回程度化成肥料を与えます。液体肥料を与える場合は1週間に1回を目安として与えます。特に開花期間を中心とした1ヶ月は花付きを良くするためにカリウムやリン酸の多く含んだ肥料が適しています。真夏は暑さで生育が弱りますので与えません。冬も同様に肥料は必要有りません。

 水はけと通気性の良い土が適しています。赤玉土(小〜中粒)5:ピートモス3:バーミキュライト2の割合で混ぜた土を使います。

 根がいっぱいになったら花後に一回り大きな鉢に植え替えます

 さし芽、タネまきでふやすことができます。
 さし芽は4〜6月、9〜10月が適期です。茎の節からでてくるわき芽を使うのが一般的です。5〜6cm程度の長さに育ったわき芽を付け根からかき取って、下の方の葉を取り除いてから川砂とバーミキュライトを混ぜた土に挿します。わき芽はナイフやハサミを使うより手で摘み取るほうが、病気にかかる心配がありません。
ポイント|ハサミや刃物は消毒する
 植物を切ったときにでる汁を付けたままハサミやナイフを乾かしてしまうと、次になにかを切ったときに(植物の汁に病原菌が含まれていた場合)ハサミやナイフを媒介として切り口から病原菌が伝染することがあります。使用したあとは良く水で汁を洗い流して、使うときはライターなどで刃先をあぶって熱消毒します
 根が出るまで水分が蒸発しないように半日陰の場所で管理し、育ってきたら鉢に植え付けます。春にさし芽した物は翌年の春から、秋に行ったものは翌年の秋から花を楽しめます。夏越しに不安が有れば春にさし芽を行って苗を作っておくと良いでしょう。成株より苗の方が夏越しはしやすいです
 また、実生系のものはタネから育てることができます。タネまきの適期は9月下旬頃で、発芽して育って本葉が4枚になった頃を目安に、一本ずつポットに植え替えて寒さが来るまでにできるだけ根を張らせます。冬も月2回程度肥料を与えて春になったら鉢に植え付けます。



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