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カラフルで可愛らしい花

プリムラ・ジュリアン/ポリアンタ

プリムラ・ジュリアン
科名:サクラソウ科
学名:Primula ×polyantha
原産地:交配種
草丈:10cm-30cm
開花期:12月~4月
栽培難易度:バー バー バー バー バー
(ふつう)

くわしい育て方

〔〕内は学名、P.はPrimulaの略

プリムラ・ジュリアン/ポリアンタとは

冬から春の花が少ない時期に、赤、白、ピンク、紫、黄色などのポップな色彩の花を咲かせる草花です。浅く切れ込みの入った花びらはサクラのようで可愛らしいです。現在主流となっているのは、花茎が伸びずに葉のすぐ上でまとまって咲かせるアコーリス・タイプです。

放射状に出す丸みのある葉とその中心に咲く花のバランスがよく、コンパクトにまとまるので鉢植えや寄せ植えに広く利用されます。また、耐寒性も強く、花壇にも適しています。花の大きさは小輪で3cm、大輪では10cmを超します。毎年花を咲かせる多年草ですが高温多湿に弱く、初夏以降に枯らすことも多いです。

ポリアンタ、ジュリアンいずれも人の手で他の種同士を掛け合わせてできた園芸品種です。ポリアンタに他の種を掛け合わせてできたのがジュリアンなので性質や姿は互いに似ており、園芸ではこの2つをまとめて1グループとして扱うことが多いです。

プリムラ・ポリアンタ

エラチオール〔P. elatior〕、ブルガリス〔P. vulgaris〕、ベリス〔P. veris〕、などのプリムラが元となった園芸品種です。17世紀末にイギリスで作出されました。18世紀にヨーロッパで人気を博しますが、その後いったん下火になります。20世紀中期にアメリカで育種が進み、開花が早くて花色が豊富で鮮明な「パシフィック・ジャイアント」の登場とともに人気が再燃、花壇や鉢物として定番となって現在に至ります。

古い品種でも、ゴールド・レース(茶色の花びらに黄色い縁取りが入る、18世紀の品種)のように、現在でも広く親しまれているものもあります。モダンで可愛らしいです。

プリムラ・ジュリアン

ポリアンタにコーカサス原産のジュリアエ〔P. juliae〕を掛け合わせてできた品種で、日本で作出されました。ポリアンタに比べると小型で可憐な雰囲気が魅力的で、色数も豊富です。 花びらがバラのように重なる八重咲き種もあります。

サクラソウ科 プリムラ属

プリムラ・ジュリアン

オブコニカ

プリムラ・ジュリアン

クリンソウ

プリムラ・ジュリアン

サクラソウ

プリムラ・ジュリアン

マラコイデス

 
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