エボルブルス(アメリカンブルー)の育て方

乾燥に強く、炎天下でも気丈に育つ

ヒルガオ科 「え」からはじまる植物

エボルブルス(アメリカンブルー)
この植物の解説

育て方はこのページの下

科名
ヒルガオ科
学名
Evolvulus
用途など
鉢植え 花壇 ハンギング
大きさ
20cm~50cm(横に広がる)
耐寒性
ややよわい(5℃以上)
難易度
★★☆☆☆(そだてやすい)
メモ
多湿に注意、乾燥には強い

育て方

栽培カレンダー

栽培カレンダー

主な作業の適期

植え替え・株分け 4月~5月
切り戻し 5月か11月
さし木 6月~8月
肥料 4月~10月(控えめに)

日常の手入れ

切り戻し

無事冬を越した5月頃に伸びすぎた茎を半分くらいに切り戻します。防寒のためベランダや室内に取り込みたいけど、あまりスペースが取れない場合は、コンパクトに収める意味も含めて11月頃に切り戻してもよいでしょう。暖かくなると、切り戻したすぐ下あたりから新たな芽が伸びてきます。

茎は横に這うように伸びていきます。生育期間中に株姿のバランスが悪くなったり株元の葉が枯れて見た目が悪くなったら、適宜切り詰めてかまいません。

日当たり・置き場所

日当たりが悪いと花が開かなかったり、茎が間延びして弱々しい株になってしまいます。一年を通してしっかりと日に当てて丈夫な株に育てましょう。夏の暑さには強いです。

冬は半休眠状態になり寒さで葉の色が悪くなります。霜に当てないことと気温を5℃以上保つようにすれば、とりあえず枯れる心配は少ないです。ベランダなどでは寒風にも気をつけましょう。

水やりと肥料

水は土の表面が乾いていたら、たっぷりと与えます。乾燥には比較的強いです。むしろ過湿に弱いので、常に土が湿っているようなじめじめした状態にならないよう気をつけましょう。過湿にすると根が腐ることがあります。

春~秋にかけて長期間花を咲かせるので肥料は必要ですが、たくさんは要りません。春~秋にゆっくりと効く固形肥料を株元に少量置いておけば充分です。冬は肥料を与える必要はありません。


適した土

水はけのよい土が適しています。赤玉土7:腐葉土3の割合で混ぜた土を使います。

植え替え・植え付け

生育旺盛で根もよく張るので1年に1回、植え替えを行います。適期は4月~5月です。鉢から抜いた株は古い土を軽く落として枯れた根などを切り詰め、株分けしない場合は一回り大きな鉢に植え替えます。株分けする場合は下記の項を参考にしてください。

ふやし方

株分け

適期は4月~5月です。鉢から抜いた株は(1株あたり)手で大きく2つか3つにばりばりっと分けます。豪快にやっても大丈夫ですがあまり細かく分けすぎないように気をつけます。傷んだ根などを取り除きそれぞれを鉢に植えつけます。植え替え直後~1ヶ月くらい根がちゃんと付くまでの間、肥料を与えません。

さし木

6月~8月が適期です。枝先を2~3節位の長さで切り取り、1時間ほど水に挿して吸水させてから湿らせた赤玉土やバーミキュライトに挿します。半日陰の場所で、乾かさないように管理すると1ヶ月くらいで根が出てくるので、それぞれをビニールポットや小鉢に植えつけて苗を育てます。

かかりやすい病害虫

害虫:アブラムシ・ハダニ

ハダニは春~秋の高温乾燥時期に特に発生しやすい害虫です。葉の裏に付き養分を吸い取ってしまいます。小さな虫ですので肉眼で見るのはつらいです。赤っぽい色のものが多いです。葉の裏について見えにくいことや症状から病気と間違えやすいのですが葉に極小の白い斑点が無数に現れたり、葉がかすり模様のようになっていたらハダニの可能性を疑ってみてください。あっというまに被害が広がりますので殺ダニ剤などのハダニに有効な薬剤を使用して駆除します。ハダニは水に弱い性質があるので葉に霧吹きなどで水をかけてハダニの嫌いな環境を作ることによって、ある程度発生を予防することができます

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