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優雅な白花

ユーチャリス

ユーチャリス
科名:ヒガンバナ科
学名:Eucharis
別名:アマゾンユリ ギボウシユリ
原産地:中央~南アメリカ
草丈:30cm~60cm
主な開花期:不定期
栽培難易度:バー バー バー バー バー
(ふつう)

くわしい育て方

 

ユーチャリスとは

〔〕内は学名、E.はEucharisの略

球根中央~南アメリカに約10種類が分布する球根植物です。その中でもよく栽培されているのはアマゾンユリの和名をもつグランディフローラ種〔E. grandiflora〕です。日本には明治時代の中頃に入ってきたと言われています。ギボウシズイセンの別名もありますが、草姿をギボウシ、花をスイセンになぞらえて名付けたのでしょう。ユーチャリスはギリシア語で「とても目を惹く」という意味で、美しい花姿に由来します。切り花向きに生産もされており、コサージュなどに利用されます。アマゾンユリと言っても植物学的にはユリの仲間ではありません。花色と姿からの形容でしょう。

葉は長い軸をもち、地際から出てきます。長い花茎を伸ばしてその先端に3~6輪の花をうつむきかげんに咲かせます。花は径5cm~6cm、色は純白で芳香をもち、姿はスイセンに似ています。つけ根は長い筒状で、先端が6枚の花びらに分かれます。正面から見ると籠目紋(六芒星)のような整った形をしています。

気温や土壌水分などの環境要因で花芽を付け、基本的に開花は不定期です。20℃~30℃の気温が3週間程度続けば花芽が作られ、18℃以下では花芽を作らず生長を続けるとされます。一定の気温が保てる植物園の温室では、季節に関係なく咲いています。

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