ヤサシイエンゲイ 私家版

肥大した茎と美しい花

ヤトロファ

サンゴアブラギリ
科名:トウダイグサ科
学名:Jatropha
別名:
原産地:中南米 アフリカ
草丈:30cm-60cm

難易度バー バー バー バー バー (ふつう)
耐寒性バー バー バー バー バー (よわい)
耐暑性バー バー バー バー バー (つよい)

ヤトロファとは

アフリカ大陸や中南米に約150種が分布する植物で多くは低木ですが、多年草のものも見られます。葉や幹を傷を付けるとアルカロイドを含んだ乳液がにじみ出てきます。葉は手のひら状に裂けた形のものが多いです。中には塊根からデンプンのとれるものや医薬品となる成分が採れるものがあります。ヤトロファの名前はギリシア語のイアトロス(iatros:医師)とトロフェ(trophe:栄養)からなり、一部の種が薬用となることに由来します。

 
ナンヨウサクラ
ナンヨウサクラ
ムルティフィダ
ムルティフィダ

種類

〔〕内は学名、J.はJatrophaの略。

日本で園芸的に栽培されているものはサンゴアブラギリ〔J. podagrica〕錦サンゴ〔J.cathartica〕の2種がよく知られています。
サンゴアブラギリは中央アメリカ、西インド諸島、コロンビアが原産の落葉低木で幹がずんぐりととっくり状にふくらんだユニークな形になります。濃い朱色の小さな花をかためて咲かせますが、花だけでなくその下の軸の部分も同じ色になりその様子が珊瑚に似ており、5つに分かれた手のひら状の葉っぱを桐の葉に見立てて「珊瑚油桐」の名前が付けられたのでしょう。錦サンゴは地際に半球状の塊根をつくりその上部から茎葉を伸ばします。
植物園ではナンヨウサクラ(テイキンザクラ)〔J. integerrima〕も比較的よく栽培されており、温室で見ることができます。ナンヨウザクラは紅色の鮮やかな花が人目を惹きます。 葉が細かく切れ込み、見た目は何となく涼しげなムルティフィダ〔J. multifida〕はテングノウチワとも呼ばれます。

育て方

注意比較的広く栽培されているサンゴアブラギリ(ヤトロファ ポダグリカ)について説明しています。

栽培カレンダー

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
植え付け
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肥料
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日当たり・置き場所
 寒さに弱い植物で冬でも最低6〜7℃の気温が必要です。冬は気温の保てる室内の日当たりがよい場所に置きます。錦サンゴは更に寒さに弱いので冬越しの温度には注意が必要です。
 長雨に合うと株元から腐ってきて枯れてしまうことがあります。春〜秋の生育期は屋外の日当たりの良い場所でもかまいませんが屋根のある場所のほうが無難です。

水やり・肥料
 高温時期は土の表面が乾いていたらたっぷりと水を与えます。春と秋のやや気温の低い時期は水やりの回数を減らして乾かし気味に管理します。冬は休眠しているのでいっさい水を与えず、断水します。
 肥料が多いと腐って枯れることがあります。6月-7月の生育最盛期に月1-2回程度、薄めの液体肥料を与える程度にします。

かかりやすい病気・害虫
 特にありません。

ふやし方
 自家受粉しタネができるので、熟したタネが飛び散る前に採取してまきます。タネまきから2-3年育てると、独特のふくらんだ塊根ができます。

ポイント
 気温の高い時期によく生育し、冬は休眠します。冬に寒さで枯らしてしまうのと、水のやり過ぎで腐らせることが多く、冬の管理と水やりの2点が大きなポイントとなります。

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