ヨーロッパや西アジア、北米に広く分布するバラ科の植物で、いわば野生種のイチゴです。現在広く食べられているイチゴのルーツとなる品種「オランダイチゴ」が出てくるまでイチゴと言えばこのワイルドストロベリーが広く栽培されていました。日本でも北海道で野生化しており、エゾヘビイチゴの和名があります。 現在栽培されているオランダイチゴがイチゴ(ストロベリー)の標準・代名詞となり、それと区別するために野生種である本種はワイルドストロベリーと言われるようになったのかもしれません。どちらもバラ科フラガリア属の植物で植物的に縁は近く、性質も共通している点が多いです。 5枚の花びらを持つ白色の花が咲きます。一年を通して花を咲かせる性質がありますが、気温の低い冬や高温期の夏は開花が止まることが多く、一般に開花時期は春と秋になります。 花後に実る果実はオランダイチゴに比べると小粒で食べごたえの点では劣るものの、赤く熟したものは芳香が強くて甘みもあり「イチゴ」を堪能できると思います。市販のイチゴと食べ比べてみると、ワイルドストロベリーの方がなんとくなく野性味(野趣)があるように感じます。 葉は縁に粗いのこぎりのようなギザギザがありミツバのように3枚の小葉が付け根でくっついて一枚の葉を成しています。葉は秋になると赤く紅葉します。 茎の付け根から「ランナー」と呼ばれる細い茎を地面に這うように伸ばしてその先端に子株を付けます。その子株が地面に根を下ろして生長し新たな株となります。果実は生食のほか果実酒、ジャムに利用できます。 ■イチゴ ’ワ’からはじまる植物 バラ科 ハーブ・野菜 |
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