ウォールジャーマンダーの育て方

性質強健で花壇にも適します

シソ科 「う」からはじまる植物 ハーブ・野菜

ウォールジャーマンダー
この植物の解説

育て方はこのページの下

科名
シソ科
学名
Teucrium chamaedrys
用途など
露地植え 鉢植え
開花期
7月~8月
大きさ
高さ30cm~50cm
耐寒性
つよい
難易度
★☆☆☆☆(やさしい)

育て方

栽培カレンダー

栽培カレンダー

主な作業の適期

植え替え 4月~6月
タネまき 5月下~6月

収穫・利用

花壇の縁取りや踏み石の間に植え付けるほか、切り花としても楽しめます。

若葉をサラダ、花付きの枝をワインの風味付けなどに利用でき、葉を使ったお茶は利尿、殺菌などの効果があるとされていますが、長期間、もしくは多量の使用で肝臓障害におちいる恐れがあります。 乾燥させて保存する場合は開花期に茎ごと刈り取って束にして、風通しの良い日陰に吊します。

日常の手入れ

花がら摘み

特に手間はかかりませんが、見た目が悪いので枯れた花は摘み取ります。また、花がら摘みをすることで新しい花も次々と咲いてきます。

風通しを良くする

多湿に弱い性質があります。梅雨時期は混み合った部分の茎を間引いて風通しを良くしましょう。

その他

地下茎を四方に伸ばして広がっていくので、鉢植えよりも地植えのほうが適しています。

日当たり・置き場所

日当たりが良くて乾燥した土壌を好みます。生育適温は20℃前後ですが、順応性は高くて暑さ・寒さともに強いので特になにかする必要はありません。特に耐寒性は非常に強く-30℃程度まで枯れずに耐えると言われています。


水やりと肥料

乾き気味の環境を好み、じめじめした多湿を嫌います。ひどく乾くようなら水を与えますが、花壇植えでしたら特に水を与えなくても自然の雨だけでも大丈夫です。水をやりすぎて過湿になると根が腐って枯れてしまうことがあります。

肥料は特に与えなくても育ちます。どうしても与えたい場合は春~夏の生育期、固形肥料を少量施します。

適した土

水はけのよい土を好みます。鉢植えの場合、赤玉土(小粒)7:腐葉土3の割合で混ぜた土を用います。

植え替え・植え付け

地植えは植え替える必要はありません。鉢植えは鉢の中が株でいっぱいになったら一回り大きな鉢に植え替えるか、株分けを行います。適期は4月~6月です。

ふやし方

タネまき、さし木、株分けでふやせます。

タネまきの適期は5月下旬~6月です。、タネまき後はごく薄く土をかぶせます。繁殖力がおう盛なので発芽後は手をかけずに育ちますが、花が咲くまで年数がかかります。

さし木は6月頃が適期です。芽の先端から10cm程度の長さに茎を切り取り、土に挿す部分の下の方の葉を取り除いて、半日ほど水に挿して吸水させてから赤玉土や川砂に挿します。直射日光を避けた場所で乾かさないように管理すると、3週間前後で根を出します。その後新芽が伸びてきたら鉢や花壇に植え付けます。

かかりやすい病害虫

とくにありません

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