トベラ

「と」からはじまる植物

トベラ
この植物の育て方
科名
トベラ科
学名
Pittosporum tobira
別名
トビラノキ トビラギ
原産地
日本 中国 朝鮮半島南部
大きさ
高さ2m~4m
開花期
4月~5月
難易度
★★☆☆☆(そだてやすい)

こんな植物です

日本や朝鮮半島南部、中国沿岸部を原産とする広葉樹です。常緑で潮風や大気汚染に強いので海岸に近い場所や公園に多く植えられています。葉は幅2~3cmで先が丸く、表面に光沢があり厚めでやや革質です。葉は乾くと裏側にくるりと巻き込みます。

4~5月になると枝先に芳香のある白い小さな花をたくさん咲かせて丸い果実ができます。果実は10月頃に熟して3つに裂け、ねばねばとして糸を引いた赤いタネが中から出てきます。雌雄異株で果実は雌株ににできます。

由来

トベラは節分に悪除けのため枝を扉にはさんだところからトビラノキといわれ、それが転じてトベラとなったといわれています。

属名のピットスポルムはギシリア語のピッタ(瀝青)とスポラ(タネ)からなり、タネがねばねばした粘液に包まれている姿に由来します。

瀝青(れきせい)

炭化水素化合物、よく知られたものにアスファルトやコールタールがあります。

種類

〔〕内は学名、P.はPittosporumの略。

別種に暗緑色の葉を持つクロバトベラ〔P. tenuifolium〕や、シマトベラ〔P. undulatum〕とその園芸品種、ヴァリエガタ〔P. undulatum 'Variegata'〕などがあります。 また、クロバトベラには葉色や模様がバラエティーに富んだ多くの園芸品種があります。

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