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ローズマリーの育て方

ローズマリーシソ科 学名:Rosmarinus officinalis用途 鉢植え 露地植え
難易度 バー バー バー バー バー(そだてやすい)

耐寒性 バー バー バー バー バー(つよいほう)

地中海沿岸に分布する常緑性の低木です。強い芳香があってハーブとして利用されるほか、低い位置でよく茂って姿がある程度まとまるので、庭木や境界垣、花壇の縁取りなどにも広く利用されます

栽培カレンダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
開花期
  バー バー バー バー バー バー バー バー バー    
植え付け
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肥料
    バー バー       バー バー    

季節・日常の手入れ ポイント
枝が混み合っていたら、冬前や梅雨時期に刈り込んで風通しを良くします。ローズマリーは丈夫な植物なので多少切りすぎてもどんどんと枝が伸びてきます。

風通しが悪くなると株の内側に湿気がたまったり、日光が十分に当たらなくなり、葉が枯れたり生育が衰えるので気をつけましょう。

利用
肉料理の香り付けに使用したり、リースなどのクラフト、煮出した液を入浴剤、化粧水、ヘアリンスなどに利用できます。料理に使用する場合は、香りがきついので少量にします。

日当たり・置き場所
日当たりのよい場所で育てましょう。真夏の直射日光でも平気に育ちます。多少日当たりが悪くても育ちますが、あまり湿気の多い場所では株の生育が衰えて弱ってしまうことがあります。からっとした日陰ならよいのですが、じめじめとした日陰に植えたり、置いたりするのは避けましょう。

気温が0℃くらいまでは問題なく育つので、室内に移動したり、防寒を行う必要はありません。

水やり・肥料
乾燥を好むので、庭植えは植え付け直後や真夏以外は、水を与える必要はありません。鉢植えは鉢土の表面が乾いてきたらたっぷりと与えます。過湿にすると良くないので、やり過ぎに気をつけましょう。

地植えは植え付ける前に鶏糞・米ぬかなどを混ぜた配合肥料を混ぜ込みます。鉢植えは追肥として液体肥料を10日に1回くらいの割合で与えます。

用土
水はけさえよければ特に土は選びません。どんな土でもよく育ちます。

植え替え・植え付け
生育旺盛なので、鉢植えの場合は1年~2年に1回植え替えが必要です。植え替える際は一回り大きい鉢に植え替えます。植え替えは真夏、真冬を除いていつでも可能ですが、春の新芽が伸びてくる頃が生育旺盛でベストな時期です。

ふやし方
タネまきと、さし木ができます。

タネは4月~5月頃にまきます。発芽するまでに1ヶ月近くかかる上に初期の生育は遅く、その年の秋になっても10cmくらいにしかなりません。冬を越して2年目に入ると急激に伸びてきます。 

さし木は花の咲き終わった春か秋に行います。新芽を付け、茎の長さを5cm~6cmくらいに切り、下の方の葉を取り除いて土に挿します。根がでてくるまで1ヶ月ほどかかりますが、その後の生育はタネをまいて育てるよりは早くて楽です。

かかりやすい病害虫
特にありません。

まとめ 
乾燥を好むので、湿気のある場所には植えない
冬前に一度刈り込みを行います
半日陰でも栽培できる

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