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リンドウ リンドウ科 概要・画像
難易度
普通
原産
分類
別名
世界のほぼ全域
山野草
竜胆
用途
鉢植え 地植え
概要
日本では秋を代表する野草のひとつとして古くから親しまれてきました。世界中にたくさんの仲間があり、その中には春や夏に花を咲かせるものもあります。
ポイント

1.真夏以外は日によく当てて育てます
2.根を極度に乾燥させると生育に支障が出ますので水切れは禁物です
3冬は地上部分が枯れます

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花の咲く時期
植え替え
   
 
株分け
   
   
さし芽
 
   
 
肥料


病気 さび病 ・害虫 ネコブセンチュウ アブラムシ ヨトウムシ 
 さび病は葉にイボのような斑点ができ、さびが付いたように見えるのでこの名前があります。葉を枯らしてしまい、胞子をまき散らして病気を拡大させるので、早めの処置が必要です。病気になった葉はすぐに取り除き株を消毒します。
 ネコブセンチュウは根に潜り込んで養分を吸い取る害虫で、被害を受けた根には小さなこぶができます。被害を受けた株は生育が衰えて花が咲かないこともあります。一般では薬剤での対処が困難なので植え替え時にコブのできた根を切り詰めて新しい用土で植え替えるか、さし木で新しい株を作ります。被害を受けないためにはしっかりと日光消毒した用土を用いてセンチュウを持ち込まないようにするのが大切です。
 アブラムシは新芽や茎について栄養を吸います。見つけ次第薬剤を散布して駆除します。
 ヨトウムシは主に夜に活動する害虫では葉やつぼみを食い荒らします。昼は土の中に潜っていて見つけにくいですが、株元を軽く掘ると見つかることがよくあります。

 咲き終わって茶色く変色した花はそのままにしておくと、栄養がタネを作る方に取られて株が疲れることがありますので、タネを採集しない場合は花茎の付け根から摘み取るようにしましょう。
 冬を迎える頃に茎葉が枯れて地下の根の状態で冬越しをします。枯れてしまった茎は地際近くで切り戻します。
 草丈をコンパクトに抑えたい場合は摘心(生長している芽の先を切り落とす)を2度ほど行います。5月中旬頃に下の方の葉を4枚ほど残して茎を切り落とします。そうするとワキから芽が出てきますので、その芽が伸びたら同様に伸びた芽の先端を切り落とします。切り落とした茎はそのままさし木に利用できます。ただし、わき芽を伸ばさないエゾリンドウやオオヤマリンドウは、摘心をしてしまうと花が咲かなくなります。また、わき芽を伸ばすものでも時期が遅いと花が咲かないこともありますので気をつけましょう。

 リンドウは日射しを好む植物ですので、春の芽が出る時期〜秋の花が咲き終わる時期まではできるだけよく日の当たる場所で育てましょう。また、日照不足ですと茎葉も間延びしたようになってしまうこともあります。よく日に当てることで枝葉もよく伸びて丈夫な株になり、花付きも良くなります。「葉は元気(枯れていない)なのに花が付かない」場合、ネコブセンチュウや根づまりなども考えられますが、第一の原因は「日照不足」の場合が多いです。
 つぼみも日が当たると開き、日陰では閉じてしまいますので鉢植えを購入した場合もできるだけ日当たりのよい場所に置きます。ただし、暑さと乾燥にやや弱いので真夏は直射日光を避けた明るい日陰のほうが安全です。特に高山性のアルペン・ブルーなどは冷涼な気候を好みますので、 夏は風通しのよい場所で日射しをある程度遮って夏越しさせます。
高地性のリンドウ
アルプスやピレネーを原産とする高地性のリンドウは暑さや多湿に特に弱く、梅雨や夏をいかに涼しく過ごさせるかが栽培の最大のポイントとなります。それらの栽培には気化熱によって鉢内の温度を下げるように工夫された「断熱鉢」や「水冷鉢」がよく使われます。
 暑さに弱い反面、耐寒性は強く霜や寒風に気をつければ屋外で冬越しできます。
 露地で育てる場合はできるだけ涼しい地域が適しています。

 リンドウは根の乾燥を嫌う植物です。春の芽が出る頃から花が終わる晩秋までの間、極端に乾かさないように土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えましょう。特に真夏は乾きやすいので水切れには気をつけましょう。水切れを起こしてしまうと、葉が下の方から枯れてきます。乾燥に弱いからと言って、常に土が水でじめじめしているような状態にすると、今度は湿りすぎで葉の先から枯れ込むことがあります。草花全般の基本ですが水やりはメリハリを付けて、土の表面が乾いていたら与えるようにします。
 つぼみや花びらに水がかかると傷むことがありますので、開花中は株元から静かに水を与えます。
 肥料はさほどたくさん必要ありませんが少し与えるとよく育ちます。芽の出る頃から真夏の暑さがくる手前まで、月に2回程度液体肥料を与えます。湿りすぎで葉の先から枯れると前述しましたが、肥料のやり過ぎでもそのような状態になることもありますので、やり過ぎには気をつけましょう。

 水はけのよい酸性土が適しています。鹿沼土7:ピートモス3の割合で混ぜた土を利用します。

 鉢植えの場合、鉢の中が根でいっぱいになり根づまり状態になると花付きが悪くなりますので 、1〜2年に1回一回り大きな鉢に植え替えます。

 さし芽(さし木)、株分け、タネまきでふやすことができます。毎年株が大きくなっていっても、根は年ごとに老化していきいずれは株自体が寿命を迎えて枯れてしまいますので、さし芽で常に若い株を作っておくのもよいでしょう(これを「株を更新する」といいます)。
 さし芽は5〜6月が適期で、茎の先端を5〜8cmの長さに切り、土に挿す部分(2〜3cm)になる下の方の葉を取り除き鹿沼土を鉢に入れてそこに挿します。日陰で乾かさないように管理すると1ヶ月ほどで根が出てきます。
 株分けは3〜4月に行います。株を鉢から抜いて(地植えの場合掘り上げて)傷んだ根をある程度取り除いて、根をしっかりと両手でもって裂くようにして分け、それぞれを植え付けます。
 タネは花が咲いた後、2ヶ月ほどでできます。さや全体が茶色く変色するか、自然に裂けた頃が採りごろです。採取したタネは保存しておき、3月上旬頃にまきます。発芽までは1〜2ヶ月かかる上に、成長して株が花を咲かせるまで時間がかかります。タネを採るところから始めると非常に気の長い話ですが、タネから育てるのは山野草栽培の醍醐味のひとつだと思います(私見です)ので、興味のある方は挑戦してみてもおもしろいのではないでしょうか。


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