ヒマラヤ西部山麓(インド)原産の常緑樹で生長すると5mを越す高木になります。カンキツ類の中でも主に香りや酸味を利用する「香酸カンキツ」の代表格で世界中で広く利用されています。レモン以外にカボスやユズ、スダチなども香酸カンキツに分類されます。 枝にはトゲがあり、葉はだ円形で先端が尖り濃緑色でやや厚みがあります。花は5枚の花びらをもった白色で良い香りを放ちます。新芽やつぼみは紅紫色をしています。花後にできる果実は先端の尖った紡錘形で熟すと皮が鮮やかな黄色いわゆる「レモン色」に色づきます。皮は厚みが5-6mmあり内側は白く、ミカンのように手できれい簡単には剥けません。果実は糖分が少なく酸味と香りが強いです。 日本では主に初夏に花を咲かせますが、元々四季咲き性で適地なら春〜秋の長期間開花します。カリフォルニアでは「開花-結実→収穫」のサイクルが年3回ほどあるそうですが、日本では初夏に咲いて冬に収穫するというのが一般的なサイクルです。 雨の多い気候では病気の出やすい樹木で日本での栽培適地は限られており、瀬戸内沿岸などで生産されているものの量は少なく、あまり市場に出回りません。世界的産地としてはアメリカのカリフォルニアやイタリアのシチリア島が有名です。 原産地から中国に伝わったのは宋の時代で、ヨーロッパには十字軍、アメリカにはコロンブスが伝えたと言われています。日本にはアメリカ経由で明治初期に入ってきました。 日本の気候でもつくりやすく実付きの良いリスボン種、やや生育は劣るものの香り高く質の良い果実が採れるユーレカ種、果実は小振りだが耐寒性に優れるピラフランカ種などが主に栽培されています。
■レモングラス…葉にレモンのような香りがする。イネ科。 ■レモンバーム…葉にレモンのような香りがある。シソ科。 ’レ’からはじまる植物 ミカン科 花木・庭木・果樹 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
Copyright © 2000-2007けえ企画. All rights reserved. |