ヤサシイエンゲイ

地面を覆うように広がる

ラミウム

ラミウム
科名:シソ科
学名:Lamium
原産地:ヨーロッパ  アジア 北アフリカ
草丈:15cm-25cm
開花期:3月~5月
栽培難易度:バー バー バー バー バー
(ふつう)

くわしい育て方

〔〕内は学名、L.はLamiumの略

ラミウムとは

アジアの温帯、北アフリカ、ヨーロッパなどにおよそ40種が分布します。日本でもホトケノザ〔L. amplexicaule〕やヨーロッパ原産帰化植物のヒメオドリコソウ〔L. purpureum〕などが、春になると、道端などでごく当たり前に見られます。

園芸で広く栽培されているのはヨーロッパやアジアに広く分布するマクラツム種〔L. maclatum〕です。茎は立ち上がらず、這うように伸びて広がっていきます。地面を覆うグランドカバーや、寄せ植えに利用されます。葉っぱはシソをごくごく小さくしたような形で、真ん中に銀白色の縦筋が入るのが特長で、花のない時期でもキレイです。花色はピンク、紫紅、白などがあり、春に咲きます。小さな花ですが、一斉に咲くとかわいらしく、見栄えします。

葉に金属のような光沢のあるスターリングシルバー〔‘Sterling Silver’〕、黄色で葉脈に沿って銀白色の模様が入るオーレウム〔‘Aureum’〕などの園芸品種があります。

属名のラミウムはギリシア語のライモス(laimos:喉)からきており、花の付け根が筒状で、長く伸びているところにちなみます。

マクラツム種以外には大型で強健なガレオブドロン種〔L. galeobdolon〕の園芸品種が栽培されます。

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