オキシペタルム(ブルースター)の育て方

輝く青い星

ガガイモ科 「お」からはじまる植物

オキシペタルム(ブルースター)
科名
ガガイモ科
学名
Tweedia caerulea
(= Oxypetalum caeruleum)
別名
ルリトウワタ ブルースター
原産地
ブラジル南部
大きさ
60cm~1m
半つる性
主な開花期
7月~10月
耐寒性
ややよわい(3℃~5℃)
難易度
★★☆☆☆(そだてやすい)

こんな植物です

ブラジルからウルグアイにかけて分布する半つる性の植物で草丈は1mほどになります。夏~秋の草花として、鉢植えや花壇で楽しみます。また、切り花としても広く流通しています。毎年花を咲かせる多年草ですが、寒さに少し弱く冬に枯れてしまうこともあります。春にタネをまくと夏から花を咲かせはじめます。

日本に入ってきた当初は’ブルースター’の名前で切り花として流通し、その後に鉢植えや園芸目的の植物として普及しました。茎には細かな毛が粗く生えています。夏から秋にかけて、茎の先端近くの葉の付け根に数輪ずつ咲かせます。花色は不思議な感じのブルーで、海外では’ベビーブルー’といって男の子の誕生を祝うラッキーカラーとしているところもあるそうです。その他にも、紫、ピンク、白などの花を咲かせる品種もあります。花後には細長い紡錘形の莢ができて、熟すと弾けて中からふわっとした綿毛が付いた黒いタネが出てきます。

名前の由来

以前はオキシペタルム属に分類されていたので、園芸では今でもこの名前で呼ぶことが多いです(現在はトウィーディア属に分類されます。)旧属名のオキシペタルムの名前で親しまれています。旧属名のオキシペタルムとはギリシア語で「鋭い花弁」という意味です。


育て方

栽培カレンダー

栽培カレンダー

主な作業の適期

植え付け 4月下~5月上 / 9月下~10月上
さし木 6月~9月
肥料 5月~10月

日常の手入れ

茎は非常に長く伸びますが、軟らかく倒れやすいので茎が伸びてきたら支柱を立てるか、生育途中に茎を切り戻して草丈を抑えます。鉢植えのものは朝顔などに使うあんどん支柱を利用して茎が横に広がらないようにしても良いでしょう。

日当たり・置き場所

日当たりの良い場所、水はけと水もちの良い土壌を好みます。土質はあまり選ばず、高温下でよく育ちます。

本来は毎年花を付けますが、露地に植えているものは寒さで枯れてしまうこともあり春まき一年草として扱うこともあります。ただし、3~5℃の気温があれば冬越しできますので、鉢植えのものはベランダや軒下に移動させれば冬越し可能です。さし木でふやすことができますので、庭植えのもので翌年も楽しみたい場合は秋頃にさし木をして苗を作っておくと良いでしょう。その状態で冬越しさせて春に暖かくなってから庭に植付けます。

水やり・肥料

土の表面が乾いた春から秋にかけては気温の上昇とともにぐんぐん茎を伸ばして生長します。肥料は多く必要としませんが、月1回程度液体肥料を与えた方がよく育ちます。冬は肥料を与えません。らたっぷりと水を与えます。過湿を嫌うので水のやり過ぎには注意しましょう。

気温が高い時期はぐんぐん生長するので、肥料は欠かせません。植え付ける際、土にあらかじめゆっくりと効くタイプの肥料を混ぜ込んでおき、追加として春~秋は月2~3回のペースで液体肥料を与えます。

かかりやすい病害虫

とくにありません。

植え付けと用土

水はけが良ければ土質を選ばずに育ちます。

ふやし方

タネまきとさし木でふやすことができます。タネまきは春4月~5月、秋9~10月に行います。ただし、冬の寒さが多少苦手と言うことと育苗~開花までの期間を考えると春まきのほうが育てやすいです。高温下でぐんぐん育ち、春にタネをまいたら夏に開花します。

さし木は春~秋の高温期であればいつでも可能です。

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