【概要・あらまし】 本州の東北南部より南〜沖縄、中国に分布する常緑性の樹木で、育つと10m以上の大木になります。性質は強くて芽吹く力が強く、放任でもある程度樹形がまとまり、手を入れれば様々な形に仕立てることができ、汎用性が高いのでモッコクやモクセイと並んで庭木として欠かせない定番の樹木で古くから親しまれています。 葉は少し先のとがっただ円形でやや厚みがあり、色は深緑色で表面には光沢があります。基本的に葉のフチはなめらかでギザギザは入りませんが、幼木の時期にはフチにギザギザがはいることがあります。4月頃に緑がかった淡い黄色の小花をたくさん咲かせます。花は径5mmほどであまり目立ちません。雄株と雌株があり雌株は花後に径1cmほどの丸い果実を付け、秋に真っ赤に熟します。たくさんの赤熟した果実を付けたモチノキは光沢のある濃緑色の葉と相まって美しく、少しクリスマスカラーをイメージさせます。 【名前の由来・仲間】 樹皮から鳥もちがとれるのでこの名前があります。しかし、樹皮をそのまま剥いだものが鳥もちになるのではなく、数ヶ月流水にさらした後に砕いて更に水で洗うというような手間のかかる工程を経て鳥もちができるそうです。関係ありませんが、ヤマグルマ科のヤマグルマという常緑高木からも同様に鳥もちを採ることができ、こちらにはトリモチノキの別名があります。 仲間に果実が黄色くなるキミノモチノキがあります。また、同じモチノキ属の親戚にはクロガネモチやヒイラギモチ(チャイニーズホーリ)がありどちらも庭木として親しまれています。それらと区別するためなのか、モチノキを「ホンモチ」や単に「モチ」と呼ぶこともあります。
■クロガネモチ…同じモチノキ科モチノキ属の樹木で庭木としても親しまれている ’モ’からはじまる植物 モチノキ科 花木・庭木・果樹 |
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