アカシアの仲間は南半球の熱帯から亜熱帯に1200種が分布します。ギンヨウアカシアはその中の1種で高さ6mほどに達する常緑性小高木です。主な原産地はオーストラリア南東部で、日本に渡来したのは明治時代末期です。寒さにはあまり強くありませんがやせ地でもよく育つので日本でも、温暖な地域で街路樹として古くから利用されてきました。 銀色がかった色の葉と、枝垂(しだ)れた枝いっぱいに咲かせる丸くて小さな小花が特長で、花の盛りの時期には樹全体が黄色に染まり、周囲の雰囲気を明るくしてくれます。その明るくて可愛らしい花は切り花としても利用されます。漢字で書くとギンヨウは銀葉で、葉の色に由来します 「ミモザ」「ミモザアカシア」などの別名で呼ばれ、親しまれていますが本来「ミモザ」は「オジギソウ」のことを指します。 余談ですが、アカシアの花をイメージした鮮やかな黄色をした「ミモザ」という、ケーキのトッピングなどに使われる砂糖菓子があります。
■苗木は樹形づくりをしっかりすることがポイント 苗木から育てる場合は、まず枝数を増やして整った樹形を作ることが当面の目標となります。
3年目以降は長く伸びた枝や太い枝、混み合った部分の枝を切りつめていきます。また、高さを抑えたい場合は希望の高さになった時点で幹の先端を切り詰めます。強風による倒伏を防ぐためにも、長く伸びた枝を切り詰めるのは特に大切な作業です。 8月〜9月に植物の体内で花芽が作られるので、剪定は花後〜7月くらいまでには済ませてしまいます。 ■強風対策 生長が早く、強い風が吹くとまだ幹の細い苗木や、長く伸びた枝が折れてしまうことがあります。苗木は植え付けるときに必ず支柱を立てるようにし、長く伸びた枝は短く切り詰めて倒伏しないようにしましょう。 ■適した場所 日当たり、水はけが良く強い風の当たらない場所が適しています。やせ地でもよく育ち、あまり土質は選びません。また、寒さにあまり強くないので寒風に当てないようにしましょう。北関東より西の地域、主に暖地では地植えで育てることができます。 ■水やり 地植えのものは一度根付いてしまうと、水やりを行う必要はありません。鉢植えのものは土の表面が乾いたら水を与えます。夏は非常に乾きやすいのでたっぷりと水を与えましょう。 ■肥料 年1回、4月〜5月にゆっくりと効くタイプの化成肥料や油粕を株元に施します。肥料の大事な成分のひとつであるチッソ分を自らの体内で作ることができるので、肥料はさほどたくさん必要としません。 ■病害虫 あまり発生しませんが、葉を食害する害虫が出ることがありますので見つけ次第駆除します。 ■ふやし方 タネからふやすことができます。タネは種皮を傷つけるか、熱湯で15分ほど煮た後にまくのだそうですが、詳細は不明です。 ■まとめ 苗木は倒伏しやすいので、生長させることよりもしっかりとした幹や枝を作っていくような管理、剪定の作業が大切です。 ’キ’からはじまる植物 花木・庭木・果樹 マメ科 |
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