柏餅の葉
カシワ
![]() |
科名:ブナ科学名:Quercus dentata原産地:日本 中国 朝鮮半島樹高:10m-15m主な開花期:5月-6月難易度 |
カシワとは
日本、中国、朝鮮半島に分布する落葉性広葉樹で、成長すると15mに達する高木です。生長が早くて火や潮風にもよく耐えるので自然木を防風林に利用している地域もあります。庭木としては主に独特の姿の葉、幹の様子、樹形などを楽しみ、縁起木としても植えられます。
樹皮は縦に深い溝が入り厚くてコルク質、葉はフチにぽこぽこと波状の歯があり、裏面には細かい毛がびっしりと生えます。カシワの葉は大きくて特徴的なかたちをしているので憶えやすいです。4月-5月に花を咲かせて秋にドングリが実ります。花は雄花と雌花があり、1本の木から両方咲きます。雄花は枝からぶら下がるように10cmほどの長さになり、花粉は風に乗って運ばれます。
秋深くなると葉は黄色に色づきやがて枯れますが、春に新芽が吹くまで枝から落ちずに残ります。新しい葉が出るまで枝から枯れた葉が落ちない様子は「古いモノから新しいモノへ譲る」「代が続いて子孫繁栄」などに通じるということで縁起がよい木とされています。ちなみに、ユズリハも同じような理由で縁起木とされています。
カシワの名前は「炊葉(かしは)」に由来します。炊葉とは食べ物を盛る葉、いわば食器でカシワの葉がよく利用されていたことちなみます。樹皮や葉、ドングリは染色の材料となります。また、葉で餅を包んだ「柏餅」は広く親しまれています。
育て方
栽培カレンダー| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
開花期 |
剪定 |
日当たり・置き場所
日当たりが良ければ特に場所を選びません。大きくなる樹なので地植えで育てます。
水やり・肥料
一度根付いてしまったら水やりの必要はありません。
肥料はとりたてて与える必要ありませんが、もし与える場合は冬に与えます。チッソ分の肥料が多いと枝がよく伸びて樹形が乱れるので気をつけます。
かかりやすい病気・害虫
特に見られません。
植え付け・用土
水はけが良く、肥沃な土が適しています。
植え付ける時期は葉の枯れた晩秋か春の芽が出る前です。寒さの厳しい時期はできるだけ避けます。
ふやし方
タネ(ドングリ)をまいてふやします。
タネは乾かしてしまうと発芽力を失ってしまうので秋に採った後、湿らせた砂の中に入れて貯蔵しておき、3月中旬以降にまきます。
手入れ
自然樹形では相当枝が張って場所をとります。庭木として利用するには適当な高さで芯を止めて高さを抑えます。幹から数本の太い枝をバランスよく出させ、さらにそこから小枝を茂らせるように仕立てると見栄えも良いです。
幹から直接出てくる余計な枝(胴吹き枝)や地際から出てくる枝(ひこばえ)は早めに付け根から切り落とします。樹形全体を整えるための剪定は葉が枯れた晩秋〜春に芽を出す直前が適期です。
また、春に伸び始めた枝は7月頃に生長が止まるので、伸びすぎた枝や邪魔な枝はこの頃に整理します。
関連するページ
カからはじまる植物ブナ科
花木・庭木・果樹

