のびのび広がる茂る

ガジュマルとは

クワ科 「か」からはじまる植物 観葉植物

ガジュマル
この植物の育て方
科名
クワ科
学名
Ficus microcarpa
別名
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原産地
東南アジア 台湾 沖縄 オーストラリア北部 ミクロネシア など
大きさ
~20m
開花期
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難易度
★★☆☆☆(そだてやすい)

こんな植物です

ガジュマルは東南アジアを中心とした幅広い地域に分布する高木です。沖縄や小笠原、屋久島でも防風や防潮の為に植えられたガジュマルの林を見ることができ、屋久島・志戸子(しとこ:ガジュマルが植裁可能な北限)のガジュマル園はその本来の目的としてだけではなく、観光地としても有名です。巨木も比較的容易に移植できるので、ビルの吹き抜けなどで存在感たっぷりにどーんと植えられているものも見ます。枝葉が密に付くので、刈り込みにも向きます。イチジクをぐっと小さくしたような直径1cmほどの果実(花嚢-かのう-)ができ、オレンジ~赤に熟します。

姿・形

葉は光沢があり厚みがあります。色は濃い緑で長さ6cm前後の卵形です。幹の途中から気根と呼ばれる根を何本も出し、それがどんどん伸びて地面に付くと肥大して生長し、木を支える支柱根となります。巨大なものは20mもの高さになります。

他の木の上で発芽したものが気根を伸ばして元の木を包んでしまい、枯らしてしまうこともあり「締め殺しの植物」ともいわれます(実際は大きく生長したガジュマルに水の吸収や日光がさえぎられて枯れてしまうようです)。

ぷっくりと太った気根の株は「人参ガジュマル」の名前でよく出回っており、盆栽風に仕立てたものにも人気があります。また、若い葉が明るい黄緑色になる黄金ガジュマル(正式な品種名はゴールド・リーフ)という園芸品種もあります。

名前の由来

ガジュマルは沖縄の現地名で正式な和名でもありますが、由来は不明です。


近い仲間

〔〕内は学名、F.はFicusの略

クワ科フィクス属は約800種類が熱帯~温帯に広く分布します。同じ属の植物で名前の知られているものに、イチジク〔F. carica〕やボダイジュ類あります。 また、ベンジャミン〔F. benjamina〕やゴムノキ(インドゴムノキ)〔F. elastica〕、プミラ〔F. pumila〕が観葉植物として広く普及しています。

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