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はうように広がる観葉植物

ピレア

ピレア・カディエレイ
カディエレイ
科名:イラクサ科
学名:Pilea
別名:アサバソウ アルミニウムプランツ
原産地:熱帯 亜熱帯
草丈:15cm~80cm
栽培難易度:バー バー バー バー バー
(ふつう)

くわしい育て方

〔〕内は学名、P.はPileaの略

ピレアとは

熱帯、亜熱帯におよそ400種が分布し、日本には10種ほどが自生します。葉の美しい種が観葉植物として親しまれています。葉はタマゴ型で、縦方向に3本の葉脈がくっきり入るものが多いです。葉の模様は種によって様々です。また、横に広がって葉を茂らせる性質のものは植物園の温室ではグランドカバーによく利用されています。家庭では鉢植えで楽しみますが、耐陰性もあるので一年を通して室内で育てることができます。寒さにも比較的強いです。開花前のつぼみに水がかかると、一斉に開いて、ぼふっと花粉をはき出します。

名前はラテン語のピロス(フェルトの帽子)に由来し、ある種の萼の形にちなむとされています。

種類

カディエレイ〔P. cadierei〕
観葉植物として最も親しまれている種です。ベトナム原産で、銀白色のくっきりした模様が入るのでアルミニウムプランツとも呼ばれます。この模様は葉の表と裏の間に空気の入ったすき間ができて、銀白色に見えます。花は白色で小さく目立ちません。和名アサバソウ。小型種のミニマ〔'Minima'〕が普及しています。
ヌンムフォラリア〔P. nummulariifolia〕
西インド諸島~ペルーに分布します。茎はひも状で細く、立ち上がらずに地面を這うように伸びていきます。葉は丸みがあって、表面には光沢があります。
ムーンバレー〔P. 'Moon Valley'〕
園芸品種、葉の表面はちりめん状に細かく縮れます。葉は明るい緑色で中心に大きく茶褐色の模様が入ります。

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