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香水で有名

ヘリオトロープ

ヘリオトロープ
科名:ムラサキ科
学名:Heliotropium arboressens
別名:キダチルリソウ コウスイボク
原産地:ペルー
草丈:30cm-60cm
開花期:4月~9月
栽培難易度:バー バー バー バー バー
(ふつう)

くわしい育て方

ヘリオトロープとは

ペルー原産の毎年花を咲かせる多年草です。寒さに弱く、日本の気候では冬に枯れてしまうことも多く、一年草として扱うのが一般的です。気候のあった原産地では、1mほどの高さに生長して木のように茂るそうです。花には芳香があり、古くは香水の原料として利用されていました。夏目漱石の「三四郎」にも同名の香水が出てきます。現在は鉢花や花壇、切り花などで、花とその芳香を楽しみます。

主な開花期は春から夏で、茎の先端に紫や白の小さな星形の花がまとまって咲きます。葉っぱは葉脈がくっきりと入り、表面には細かくひだが入ります。

花色と草姿からキダチルリソウ、花の芳香とその利用からコウスイボクの別名があります。属名のヘリオトロピウムはギリシア語のヘリオス(helios:太陽)とトロペ(trope:回転)からなり、花が太陽の動きに合わせて回る、と思われていたことに由来します。

ヘリオトロープの仲間は世界の温帯~熱帯におよそ250種ば分布し、本種以外にはインディクム種〔H. indicum〕が薬に利用されます。

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