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ペチュニアの育て方

ペチュニアナス科 学名:Petunia × hybrida用途 鉢植え 露地植え
難易度 バー バー バー バー バー(そだてやすい)

耐寒性 バー バー バー バー バー(ややよわい)

初夏から秋にかけて咲く草花で、夏の花壇には欠かせない植物の一つです。品種改良も多く、500種以上の園芸品種があります。大輪、中輪、小輪種があり、八重咲き、一重咲きなどのバラエティーもあります

栽培カレンダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
開花期
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植え付け
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肥料
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季節・日常の手入れ ポイント
花がら摘み

花がら摘み枯れた花びらは茎や葉っぱにへばりついて見た目が悪いので、こまめに取り除くようにします。花びらが落ちたあとはタネができるので、株の栄養を取られないように、花茎の付け根から切り落とします。

切り戻し

株が大きくなってくると、根元のほうは茎が伸びずに花が付かなくなります。生育期間中に一度思い切って茎全体を10cm位に切り戻すと、根元のほうから芽が出てきて、再び立派に咲くようになります。花がついている茎を切るのはなかなか思い切りがいるかもしれませんが、長期間花を楽しむため切り戻しを行った方がよいです。だらしなく伸びすぎた頃を見計らって、適宜切り戻せばよいでしょう。

夏は風通しが肝心

切り戻して風通しがよくなると、植物全体のダメージも少なく、夏越ししやすくなります。切り戻したあとも、茎葉が混み合ってきたら、茎を間引いてもよいでしょう。下の方から葉っぱが黄色くなったり茶色く枯れてくるようなら、まず風通しが悪くないか(多湿で蒸れていないか)を考えましょう。

長く楽しむコツ

伸びすぎたら切り戻して、肥料をちゃんと与えるのが長く楽しむコツです。1.多湿で風通しが悪くなると、機嫌が悪くなる。2.肥料を好む。この2点をよく理解しましょう。花がら摘み

日当たり・置き場所
日当たりの良い場所で育てます。日照不足になると花つきが悪くなるので注意しましょう。また、雨に当たるとすぐに花びらが裂けたり、花色がはげ落ちてしまうので、あまり強く雨の当たらない場所がよいです。鉢植えは多湿を避けたできるだけ涼しい場所へ。

夏の高温多湿時期は、どれだけがんばっても弱って元気がなくなることがあります。刈りこんで風通しをよくし、涼しくなるのを待ちましょう。

水やり・肥料
土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをしましょう。ある程度の乾燥には耐えますので水のやりすぎには注意します。

茎を伸ばしながらどんどんと花を付けるので、肥料を切らすと花つきが悪くなります。10日に1回程度、液体肥料を与えた方が花付きも生育も良いです。夏に多湿で元気がない場合、肥料は控えます。弱っているときに肥料を与えても十分吸収できないからです。秋に涼しくなって、元気に芽を伸ばすようになったら再び与えるとよいでしょう。

用土
水はけのよい土が適しています。赤玉土(小粒)7:腐葉土3の割合で混ぜた土や草花用の培養土を用います。

植え替え・植え付け
4月下旬~5月頃に植えつけをおこないます。ペチュニアは高温多湿に弱く、蒸れると下葉が枯れあがってしまったり、最悪の場合全体が枯れてしまうこともあるので、梅雨時期の植え付けは避けましょう。

ふやし方
5月上旬にタネをまくか、真夏・真冬を除いて挿し木でふやすことができます。挿し木は、切り戻しの際切り落とした茎を使用するとよいでしょう。

タネの発芽適温は、22℃前後と高めなので、4月下旬~5月上旬にまきます。細かいタネなので一度鉢や箱などに重ならないようにまんべんなくまき、発芽したら混み合っている部分を間引いて本葉が4枚くらいの頃に一度小さな鉢に仮植えして、大きくなったら本植えします 。

かかりやすい病害虫
芽先やつぼみ、花にアブラムシが発生することがあります。

茎葉に触るともさもさべとべとしますが、これはペチュニアのもっている生理的な性質です。

まとめ 
開花中は肥料を切らさない
日当たりの良い場所で育てます
発芽温度が高めなので、タネまきは春の遅めにします

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ナス科