ヤサシイエンゲイ

古くから愛される、秋の七草のひとつ

ハギ

ハギ
科名:マメ科
学名:Lespedeza
原産地:北アメリカ 東アジア(日本を含む)
樹高:2m-3m
開花期:6月~10月
栽培難易度:バー バー バー バー バー
(そだてやすい)

くわしい育て方

〔〕内は学名、L.はLespedezaの略

ハギとは

日本人には古くから愛されており、万葉集に最もたくさん読まれている落葉性の低木です。ハギの仲間、マメ科ハギ属は日本を含む東アジアと北アメリカに約20~40種ほどの野生種が知られています。分類上、単に「ハギ」と呼ばれる植物はなく、ハギ属の中でも、東アジアに分布する数種が「ハギ」として親しまれています。

主に8月下旬~10月上旬にかけて花を咲かせるミヤギノハギ〔L. thunbergii〕がもっとも一般的で、庭木としても広く利用されています。ミヤギノハギは別名センダイハギともいい、東北~北陸を経て中国地方まで自生する種で、蝶のようなかたちをした赤紫色の花を枝いっぱいに咲かせます。また、それ以外にもヤマハギ〔L. bicolor〕やニシキハギ〔L. japonica〕も一般的にハギと呼ばれることが多いです。

葉は3枚の小葉からなる複葉で小葉のかたちはミヤギノハギは先のとがった長だ円形、ヤマハギはだ円形で先端がややへこむことがあります。果実は平べったいさや状になり中にだ円形の実(豆)が入っていますます。

秋の七草のひとつで「くさかんむり」に「秋」と書いて「萩(はぎ)」となり秋に花を咲かせるものが多いですが、中にはキハギ(花色は赤紫色)のように6月下旬~8月にかけて花を咲かせる種もあります。

ハギという名前は株からたくさんの芽を出す様子を表す「生え芽(はえき)」から来ています。

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