ハナスベリヒユ(ポーチュラカ)の育て方
毎年花を咲かせる多年草で、夏の炎天下でもめげずに生長して開花するので、夏花壇の定番として普及しています。属名のポーチュラカの名前でもよく出回ります |
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開花期 |
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植え付け |
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さし木 |
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肥料 |
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季節・日常の手入れ
1つの花は1日でしぼんでしまうので、枯れた花がらは花首のところから取り除きます。茎がだらしなく間延びしてしまったら、茎を半分くらいに切り戻すとワキから芽が出て生長し、再び花がよく咲くようになります。開花時期は切り戻しを1ヶ月~1ヶ月半に1回行うと長く花を楽しむことができます。
日当たり・置き場所ポイント
日当たりの良いところで育てましょう。日当たりが悪いと茎が間延びして花つきも悪くなります。また日光に当たらないと花が開かないので注意しましょう(曇りの日も花が開きません)。一度開いた花も突然天気が悪くなったら閉じてしまいます。
寒さに弱く冬越しには最低12℃必要で、霜に当たると1発で枯れてしまいます。鉢植えは室内に取り込んで育てますが、庭植えは保温することが難しいので一年草として扱った方がよいでしょう。春に暖かくなると前年にこぼれたタネが自然に芽生えて育つこともあります。
水やり・肥料
乾燥気味の土を好みます。水をやりすぎると、まず茎が間延びしてその後根ぐされをおこします。水やりは土の表面が乾いてから与えます。多少乾燥させても肉厚の葉が水分をある程度貯めているのですぐには枯れません。
やせ地の方がよく育つので肥料はさほどたくさんいりません。土にあらかじめゆっくり効く粒状タイプの肥料を混ぜ込んでおきます。開花期間中は休みなく花を咲かせるので、追肥として液体肥料を月に1回程度与えます。それ以上は必要ありません。
用土
水はけの良い土が適しています。水はけの多少悪い場所では、土を山だかに盛って水はけをできるだけ良くします。鉢植えは赤玉土(小粒)5:腐葉土3:川砂1の割合で混ぜた土を使用します。
植え替え・植え付け
横に這うように広がるので苗の植え付け間隔は20cmとります。プランター植えの場合は長さ65cmのプランター(標準プランター)に4株でちょうどくらいです。
一度植えると基本的に植え替えの必要はありません。鉢植えで冬越しに成功した株は鉢の中が根でいっぱいになっているようなら5月頃に一回り大きな鉢に植え替えます。
ふやし方
さし木とタネまきでふやすことができます。
さし木は気温が20℃以上あればいつでも可能で、6月~9月頃が適期です。茎の頂点を5~6cmに切り取りバーミキュライトや川砂に挿します。約2週間で根が出ます。育ってきたら芽先を摘んでワキ芽を出させ枝数を増やしましょう。
タネまきの適期は4月下旬~5月頃です。発芽率は比較的高いですが、発芽温度が20℃~25℃と比較的高いのであまり早くまきすぎないようにしましょう。
かかりやすい病害虫
あまりありませんが、アブラムシが発生することがあります。
まとめ
高温でやや乾燥気味の環境を好みます
曇りの日や日陰など日の当たらないときは花が開きません
タネまき、さし木でふやします
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