アジアの熱帯を中心とした広い範囲に約500種類が分布する小型〜中型のランです。樹木の幹や枝に張り付いて生活する着生種ですがまれに地面に根を下ろす地生種も見られます。日本でもオサラン(エリア・レプタンス)、リュウキュウセッコク(エリア・オバタ)など数種の仲間が自生しています。 葉は平たいだ円形のものや肉厚で棒状のものなど様々で、株の姿や形態も種(しゅ)によって大きく異なり変化に富んでします。 開花期は主に春〜夏で、茎の頂点や節から花茎を伸ばして1〜数10輪の花を付けます。花はどれも比較的小さく短命で色は白や黄色、オレンジ色などです。 代表的な種は初夏に綿毛に覆われた小さなオレンジ色の花を数輪咲かせるエリア・パンネアや花茎が弓状になり、芳香のある白い小花をたくさん咲かせるエリア・ヒアシンソイデスなどです。 エリアの名前はギリシア語のエリオン(羊毛)に由来し、茎葉や花に細かい毛が生えるところにちなみますが、すべてがそうというわけではなく全く毛の生えない種もあります。
基本的な性質・形態 小型から中型の着生ラン。 冬越し温度 低温性のものと高温性のものがありそれぞれに耐寒温度が異なります。低温性のものは比較的寒さに強く7〜8℃(できれば10℃)、高温性のものは13℃〜15℃必要です。 日当たり 強い日射しは乾燥してしまうので苦手です。春と秋は30%、夏は60〜70%の遮光を行います。冬は特に必要ありませんが、日射しが強い場合は30%程度の遮光を行います。日射しが強いと葉が黄色く変色して枯れてきますので、日陰に移動させます。限度はありますが比較的暗い場所でも良く育ちます。 水やり 根が細くて乾燥に弱いので用土(水ゴケを用いるのが一般的です)の表面を触ってみて乾きかけていたらたっぷりと水を与えます。特に春〜秋の生育期間は乾きやすいので水切れしないよう注意が必要です。冬は低温で生育もほとんどしませんので水やりの回数は控えめにして、やや乾かし気味に管理します。低温下で用土が湿潤な状態が続くと根がひどく傷むことがあります。 また、空気中の湿度が高い環境を好みますので霧吹きなどで水をかけてできるだけ周りの湿度を高く保ちます。 強い乾燥を避けできるだけ高い湿度の環境をつくることがエリアを育てる上で大切なポイントのひとつです。 肥料 春〜秋の生育期は薄めの液体肥料(2000倍)を月1回与えます。肥料が濃いと根が傷むことがあるので気をつけましょう。固形の肥料を用いる場合は、春生育を始めた頃に1回与えます(それ以上必要ありません)。 ふやし方 植え替えと同時に株分けでふやすことができます。 植え付け・植え替え 素焼き鉢を用いて水ゴケで植え付けます。作業の適期は4月頃。 ’エ’からはじまる植物 ランの仲間 |
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