ハリネズミのジレンマ
エキナケア
科名:キク科学名:Echinacea purpurea別名:ムラサキバレンギク エキナセア原産地:北アメリカ草丈:60cm~1m主な開花期:6月-9月栽培難易度:
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エキナケアとは
花の付け根の苞をハリネズミに見立てた |
北アメリカに9種が分布する、毎年花を咲かせる多年草です。その中でも日本で主に観賞用で栽培されているのはオハイオからジョージアにかけて自生するプルプレア種です。エキナケアはギリシア語でハリネズミを意味するエキノースに由来します。これは、花の下にある苞(ほう:つぼみを包んでいた葉っぱ)の先端とがっており、それがたくさん付いた姿をハリネズミに見立てたものです。プルプレアは「紅紫色の」の意で、花色から来ています。
草丈は60cm~1m、茎は枝分かれしてよく茂り、初夏~秋にかけて次々と花を咲かせます。花色は紫紅と白があります。花は中心に頭状花が集まって丸く盛り上がり、その周りにぐるりと花びら
(舌状花)が付きます。花びらは咲き進むと下に垂れ下がります。その姿からムラサキバレンギク(紫馬簾菊)の和名があります。馬簾は火消しの纏(まとい)にのれんのように付いているふさふさした部分です。花びらが散ったあと球状に残る頭状花は切り花やドライフラワーとして楽しめます。
園芸品種に八重咲きの’ラズマタズ’、緑がかった花色の’ハーベスト・ムーン’比較的場所をとりますが、環境が合えばさほど手を入れなくても元気に育つ強健な植物です。
根には免疫を高める作用があり抽出されたエキスから作られたサプリメントもあります。アメリカ先住民族も薬として利用していたそうです。
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